島根県の「のどぐろ」が有名になったわけ

今回の記事

今回紹介していくのは島根県の「のどぐろ」がどのようにして有名になっていったのか。みなさんも「のどぐろ」と聞くと、石川県の金沢、長崎県、そして島根県が頭に浮かぶのではないでしょうか。今回の記事ではそもそも「のどぐろ」ってどんな魚なの?もともと「のどぐろ」はどういう立ち位置の魚だったの?という有名になったいまだからふと疑問に感じる「のどぐろ」についてを島根県の「のどぐろ」が有名になっていくまでの歴史とともに紹介していこうと思います。これを読むと「のどぐろ」をいただいたときや、これから贈ろうというときお相手に商品の説明とともに話をできると思います。贈る側もせっかくならその商品の背景を知っておきたいですよね。では順に島根県の「のどぐろ」が有名になった理由を紐解いていきましょう。

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そもそも「のどぐろ」ってどんな魚なの?

「のどぐろ」という呼び名は通称で、正式名称は「アカムツ」といいます。スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科に属している暖海性魚類だそうです。通称の「のどぐろ」という呼び名は日本海側の北陸、山陰地方でつかわれていたもので、現在では正式名称よりもこの「のどぐろ」という通称のほうが有名になっています。

現在では「のどぐろ」は白身のトロと呼ばれることもあるなど高級魚として扱われています。その理由は水揚げ量の少なさ、そして年による変動も多いことから価格が高いものとなっています。私どもの和田珍味で使用している「のどぐろ」は旬な時期に沖合底曳き漁でとれたもののみを使用していて、よく年配のお客様に「昔は雑魚として扱われたのにこんなに高級になっちゃって。」と声をかけていただきます。

今の常識だと「のどぐろ」=高級、貴重な魚というイメージですが、なぜ昔はそこまでフューチャーされていなかった「のどぐろ」がここまで高級なイメージがついて有名になっていったのでしょうか。その理由がわかると島根県の「のどぐろ」がなぜ有名になっていったのかという謎にも近づけます。次章では有名になっていった理由についてお話していこうと思います。

のどぐろ=島根になったわけ

昔は全国的にはあまり注目されていなかった「のどぐろ」。それを一躍有名にしたのが島根県出身のプロテニスプレーヤーの錦織圭選手の発言。2014年の9月テニスの全米オープンで準優勝した錦織選手が帰国後に「のどぐろとかあったら食べたい。」といったことで一気に注目が集まりました。出身地島根県で「のどぐろ」の商品をたくさん生産していたこともあり一躍、島根県の「のどぐろ」商品が注目されるようになりました。2000年代から「のどぐろ」がテレビに出る機会も増え、2014年の島根出身の錦織選手の「のどぐろ」を食べたいという発言で「のどぐろ」=島根県になったのではないでしょうか。

「のどぐろ」=島根県のイメージがついたこととテレビで取り上げられることが増えたこともあり、もともと水揚げ量が少なかった「のどぐろ」への需要が高まりより希少なものになってしまいました。くしくも有名になったタイミングで高級魚として取り扱われるようになり、「料亭などで食べるもの」として地元の人の手が届きにくいものになってしまいました。希少性によりギフトでの需要が高まってきているようです。

贈り物、ご褒美としての「のどぐろ」

需要が高まり、希少さと高級さが高まった「のどぐろ」の背景についてお話をしていきました。希少で高級だからこそ普段お世話になっている方へのギフトに選ばれる方が多くなっています。「のどぐろ」の産卵期は6月から10月で脂のノリも非常によくなり、夏ギフト・お中元でのご注文が多くなっています。冬は海水温が低くなるため、寒さを耐え抜くために脂肪を体に蓄えていきます。これから秋・冬にかけて旬を迎える「のどぐろ」を贈り物や、ご褒美としていかがでしょうか。

「のどぐろ」をいただいたとき、贈るとき

そうしたギフトでいただいた「のどぐろ」をどのように調理していいのかわからないという声も、和田珍味では伺っております。最近「のどぐろ一夜干」という商品を使用した「のどぐろ」料理・レシピをブログの方でも提案しています。和田珍味の「のどぐろ一夜干」は塩のみで素材の旨味をとても感じることができる商品。さらに使用している「のどぐろ」は旬の時期に沖合底曳き漁でとれたもののみ。なので、いろいろな地方・国の料理と合わせてレシピを考え、提案しています。ぜひ「のどぐろ」をギフトとして、いただいたとき、贈り物にするとき、ご一緒に和田珍味のホームページも紹介してみてはいかがでしょうか。

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