今回の記事
今回の記事では2023年1月14日、15日の土曜・日曜日に開催した和田珍味の月一試食会の様子をお伝えします。去年から続いている和田珍味の商品の味を体験していただく機会としてお客様からも好評いただいている企画です。1月の末に出雲大社で開催される「福神祭(ふくじんさい)」にちなんで今回は出雲大社の伝統食「うず煮」の試食会を行いました。
そもそも「うず煮」って?
試食会を通じてわかったことは「うず煮」という名前にピンと来ていない方が多いということでした。島根県の津和野のほうでも「うずにめし」という料理があるようで、そちらと混同している方も多くいらっしゃるようです。この記事を通して「うず煮」がどのような料理なのかを知っていただければ嬉しいです。
さてうず煮は出雲大社の伝統料理といいましたが、起源は出雲大社の祭祀を代々行っている国造家に伝わる伝統的なおもてなしの料理。和田珍味のホームページにもその詳細が載っています。以下ホームページより引用
出雲大社の祭祀を司る第八十四代出雲大社宮司・出雲国造家に代々受け継がれてきた”ふぐ”を使った特別なおもてなし料理で、毎年旧暦元旦に神楽殿で執り行われる「福と縁」を授かる祭り「福神祭」の直会で御招待された方など一部の方々にふるまわれる、一年一度のこの時しかいただくことができなかった、大変縁起の良いふぐの料理です。
国産天然物のふぐを使用し、とろみの付いたふぐだしの中に、ふぐの身・かんぴょう・しいたけが入っています。
湯せんをするだけで手軽にお召し上がりいただけます。
このように出雲大社の伝統食として、一年に一度いただく機会があった縁起のよい料理を1月の今の時期にその存在を知っていただくことと合わせて、試食していただきました。あんや具材がごはんの中に隠れており、かき混ぜながら召し上がっていただくこちらの料理、中からふぐ(ふく)が出てくることも縁起のとてもよいことだと感じます。
「うず煮」試食会の様子
毎月和田珍味の商品の味を体験してもらうために行っているこの試食会。うず煮はとても好評で「やさしいふぐの出汁がおいしい。」「わさびが入るとよりおいしく感じる。」「パッケージからも縁起の良さを感じるね。」といったうれしい声もいただきました。本来のごはんであんや具材をうずめることは試食の量の関係上できませんでしたが、気持ちのいい食べ物、縁起の良い料理ということを知っていただくことができ、試食会を行ってよかったと感じました。またこの商品を通じて出雲大社と和田珍味のつながりを初めて知ったかたもいました。
「うず煮試食会」の様子はこちら↓
今回試食を行った「うず煮」という商品は和田珍味の本店はもちろん、出雲大社にある店舗「福乃和」では大人気のお土産です。私も出雲大社店の福乃和で「うず煮の出汁」の試食のお手伝いや販売員として立つこともありますが、訪れた方はこの「うず煮」をお土産に購入されます。
「うず煮」試食会を通じてわかったように「うず煮」のことを知らない方が試食を通じて伝統料理に触れて知り島根県に興味を持っていただくきっかけ作りとしても効果がありそうです。今後も和田珍味の試食会を通じてふぐ・のどぐろの魅力を発信していきます。
今回紹介した「うず煮」は和田珍味のオンラインショップからもご注文できます。下のリンクからご覧になってみてください。