のどぐろレシピ・料理「のどぐろの南蛮漬け」

このレシピ誕生話

今回は「のどぐろ」を使ったアレンジレシピのどぐろ南蛮漬けを紹介していきます。このレシピの誕生秘話からまずはお話していきます。

最近なんだか暑くて食欲がなくなってきました。アレンジレシピの記事を見直してみていて、「のどぐろのアクアパッツァ」がおいしかったなと懐かしく思っていました。のどぐろもそうですが、脂の多い食べ物はなかなか夏バテの体にはつらくはないでしょうか。のどぐろは低カロリーですし、低糖質で正式名称の「アカムツ」のムツほどむつっこく感じないお魚ですが、それでもそのまま焼き魚として食べるにはちょっと…と感じてしまいます。

食欲がわかないときはすっぱいものなら食べることができる方は私以外にもいるのではないでしょうか。お肉は食べたい、「のどぐろ」食べたい!でも脂っこいのは後で胃や腸に来る。食欲減退の夏の厳しい暑さに今回は打ち勝つために酸味をいかした「のどぐろの南蛮漬け」すっぱいものが暑いときは一番!と思っておられる皆さんにも納得していただくアレンジレシピを今回は紹介していきます。

今回アレンジレシピで使用する「のどぐろ一夜干」の詳細はこちら↓

のどぐろは夏バテに効果的?!

のどぐろは夏バテ予防代表「ウナギ」に多く含まれているビタミンB1を豊富に含んでいる夏バテの救世主です。実際のところ「のどぐろ」はウナギより疲労回復成分のビタミンB1の含有量が少ないですが、救世主と我々が呼んでいる理由は含有量の多さだけではなく、夏バテした後の胃腸の疲れをサポートしてくれる「のどぐろ」のヘルシーさにあります。のどぐろの熱量は100gあたり193キロカロリー、ウナギは300キロカロリー近くあるので、この差は歴然。胃腸がつかれているところにハイカロリーのものはなかなか受け付けない。そんな方にとっても「のどぐろ」は脂の旨味を感じつつもカロリーは抑えることができ、さらにビタミンB1で疲労回復効果を得ることができる「夏バテの救世主」なのです。

しかし脂の旨味がしっかりあるという反面、そのまま食べると脂をダイレクトに感じてしまいます。脂の旨味をさっぱりおいしく召し上がりいただくために「のどぐろの南蛮漬け」レシピを提案させていただきますので、参考になさってください。

のどぐろと南蛮漬け

では南蛮漬けという料理についても少し紹介をしていきます。南蛮漬けとは肉や魚の唐揚げしたものをネギやトウガラシの入った甘酢を絡めた料理です。比較的長い期間保存することができるため保存食に向いています。今回ののどぐろでは唐揚げにはせず、こんがりと塩焼をしてから作っておいた特製の調味液につけておきました。

お酢を使ったこの料理は「のどぐろ」の疲労回復効果、お酢の夏バテ予防効果を組み合わせたものになっています。お酢には唾液と、胃液を促進する作用があり、消化を助け、食欲増進もしてくれます。さらに「のどぐろ」のビタミンB1の疲労回復作用に加え、お酢に含まれる疲れのもとになる乳酸がたまるのを防ぎ、たまった乳酸の分解を促してくれます。

「のどぐろ」で疲労を回復させ、「お酢」の力で、食欲増進、疲労のもとから断つこの組み合わせは夏バテ予防にぴったりではないでしょうか。南蛮漬けとのどぐろの組み合わせた料理の魅力が分かったところで今回の「のどぐろの南蛮漬け」のレシピを紹介していきます。

材料(2人分)

のどぐろ一夜干…1尾(200g)、たまねぎ50g、にんじん30g、

南蛮酢:水100ml、酢50g、醤油45g、砂糖18g

調理手順

①のどぐろを塩を振り、こんがりと焼く。

②たまねぎ、にんじんは塩をしてしんなりさせる。

③鍋に南蛮酢の材料を入れてひと煮立ちさせる。

④焼いたのどぐろとたまねぎ、にんじんを入れて冷蔵庫で冷やし、完成。

完成品を実食

「のどぐろの南蛮漬け」の完成写真はこちら↓

ひとくち目、南蛮漬け特有の酸味と「のどぐろ」の脂の甘みとうまみが口の中に広がります。今回の狙い通り、脂っぽさをかなり軽減することができました。さっぱりでさらに脂の旨味も感じることのできる料理になったのではないでしょうか。

本来は「のどぐろ」の脂を存分に味わっていただきたいですが、今の季節はなかなか脂っぽいものが敬遠されてしまいます。これから暑さが和らいで食欲の秋が到来した時には「のどぐろのアクアパッツァ」もより一層おいしく召し上がることができると思います。ガツンと魚の脂の旨味を味わいたいときには、ぜひオンラインショップから「のどぐろ」のほかの商品もご覧になっていってください。

のどぐろ商品の詳細はこちらから↓