肉や野菜を焼くだけのバーベキューに物足りなさいを感じたことはありませんか?
キャンプブームやコロナ禍の影響で、屋外で楽しめるバーベキューをする機会がここ数年は多いかもしれません。
家族と仲間と、わいわい焼いて食べるバーベキューは最高に楽しいですよね。
そんなバーベキューの準備の楽しみのひとつが食材選びです。
牛肉、豚肉、ウインナー、玉ねぎ、ピーマン、ナス、人参など肉や野菜が定番でしょうか。
炭に火をおこし、豪快に焼いていく。
ちょっと焦げたくらいは気にしない、気にしない。
外で食べるという調味料も加わって、普段食べている肉や野菜が数倍美味しく感じられるなんてこともあります。
ただちょっと待ってください。
せっかくバーベキューの準備をしたんですから、食材に関しても一工夫してみましょう。
ここで登場するのが海鮮系の食材です。
エビやホタテを焼いてちょっとお醤油をたらすだけでもう絶品。
さらにせっかくのバーベキューグリルがあるのですから、干物も焼くのには相性が良いです。
当記事では、バーベキューにおすすめの定番海鮮系食材そして干物をご紹介します。
食材選びでお悩み中の方、必見の内容です。
どうぞご覧ください!
簡単調理のBBQアレンジレシピもご紹介します
株式会社 和田珍味
和田珍味は大正12年創業のふぐ・のどぐろ等をはじめとする水産加工品メーカーです。
本店は島根県大田市の世界遺産石見銀山から車で15分。
和田珍味オンラインショップはこちら
「バーベキューは肉やウインナーを焼くものだ」という当たり前を疑ってみよう
冒頭でも述べたとおり、バーベキューと言えばまずは牛肉、豚肉、ウインナーなどを焼くのが定番です。
もちろん美味しいですが、これだけでお腹をいっぱいにしてしまうのはもったいないです。
バーベキューは自由なんです。
さまざまな食材を焼いてみましょう。
当記事で紹介している海鮮系食材はもちろんのこと、季節の果物、きのこや山菜、おにぎりやパン、お餅、そしてホイル焼きやアヒージョ、チーズフォンデュなど単に焼くだけではなくひと工夫加えることで立派な料理を作ることもできます。
定番食材に限らないこうした食材選びをすることで、グリルの上が華やかな印象になりますし、肉が苦手な方でも楽しめるバーベキューが完成するのです。
BBQでおすすめの海鮮食材とは?
エビ
海鮮バーベキューでは王道の食材です。
エビがあるだけでグリルの上がパッと華やかになります。
焼き方は殻ごとがオススメ。水分の蒸発を防ぎ、ジューシーに仕上げることができます。
スーパーなどでも手軽に入手可能な食材です。
ホタテ
こちらもエビと並んで人気のある食材です。
殻付きホタテにバターをのせ醤油を少したらす、出汁と一緒にすするその味はもう至福。
焼き方は強火がおすすめです。
殻が閉じた状態から焼き始め、数分後、殻が開いたら身を切り離しひっくり返しながら焼くと良いです。
殻がなかなか開かない場合もありますが、そのような時はナイフなどをすき間から入れ身を切り離してください。
サザエ
これぞ大人の味!サザエの壺焼きが大好きな方は多いですよね。
サザエは新鮮な活きているものを用意しましょう。貝類は痛みやすく食中毒の危険などもあるので鮮度には細心の注意を払います。
振ってみてカタカタと音が鳴るようなものや蓋がしまっておらず身がだらんとしているものは死んでいる可能性が高いので破棄した方が良いでしょう。
火は弱火〜中火を推奨。強火で焼き上げると身が固くなりすぎます。
焼く時に日本酒を振りかけると下味がつき、身を柔らかくする効果もあるためおすすめ。
味付けはシンプルに醤油が美味しいです。
焼いている最中に醤油を垂らしてしまうと身が固くなる可能性があるので、焼き上がりを待って食べる直前に加えるのがベストです。
他にもイカやタコ、ハマグリなどが人気です。
干物を焼くことでワンランク上のバーベキューが楽しめる
ここまではバーベキューに合う甲殻類や貝類を中心に見てきましたが、ここからはいよいよ魚の登場です。
もちろん生の魚を焼くこともできますが、生魚は水分を多く含んでいるため焼き上がりに時間がかかり、また水が垂れることから炭の威力を弱めてしまう可能性があります。
そこでバーベキューで焼くのにおすすめなのが干物です。
水分を抜いている(乾燥させている)干物は、焼き上がりまでの時間も短く済みますし、フタをして蒸し焼きにする必要もありません。
のどぐろなど脂ののりが良い魚を選べば、びっくりするほどジューシーに焼き上がります。
これが冷たいビールに合うんです。
というわけでここからは当店和田珍味で販売している干物をご紹介します。
オンラインショップから簡単に注文できて自宅に届くのでたいへん便利ですし、スーパーなどでは手に入らないこだわりの干物を取り揃えておりますので、ぜひ食材選びの参考にご覧ください。
のどぐろ一夜干
今や贈答用としても非常に人気を集める「のどぐろの一夜干し」
当店では塩のみを使用し、無添加仕上げにしています。
新鮮なのどぐろを一夜干しに加工し、急速冷凍技術を使って旨味を凝縮させた当商品はのどぐろ本来の味を楽しんでいただくにはもってこい。
脂ののりが抜群なのでグリルの上で焼いてもふんわりジューシーに仕上がります。
バーベキューにはおすすめの干物です。
⇨「のどぐろ一夜干」商品ページはこちら
ふぐ一夜干
高級魚ふぐをぜいたくに干物にしました。
旨味を引き出すための塩加減には当店独自のこだわりがあり、多くの方から高評価をいただいております。
またふぐの一夜干は骨がなく身がふっくらと柔らかいため、お子さまからご年配の方まで多くのみなさまに味わっていただける干物です。
バーベキューの際には火力が強すぎない位置で両面にうっすら焦げ目が付くのを目安に焼くと美味しく仕上がります。
⇨「ふぐ一夜干」商品ページはこちら
白いか一夜干
和田珍味では身を傷つけないために「釣りもの」にこだわり、鮮度抜群で最も身が締まり肉厚になった旬の国内産白いかを使用しています。
一夜干だからこそ味わえる凝縮された旨味成分は噛めば噛むほど口の中に広がります。
バーベキューで人気があるいか焼きですが、水っぽくなってしまうことと焼くのに時間がかかるのが欠点でした。
しかし白いか一夜干であれば余計な水分が出ないため、その甘さをダイレクトに感じられ調理時間も短くて済むのでたいへんおすすめです。
⇨「白いか一夜干」商品ページはこちら
あなご一夜干
当店和田珍味がある島根県大田市の海で獲れた新鮮な穴子を、旨味を凝縮させるためにふんわりと干した一夜干です。
実は島根県は穴子の水揚げ量が全国第一位(2019年)で、さらに大きなサイズの穴子が獲れることでも知られています。
穴子は一般的に大きさと脂質含有量が比例していると言われており、島根の穴子は脂ののりがよく身がぷりぷりとしているのが特徴です。
バーベキューでの焼き方は、中火程度の火加減でまずは皮目を上に焼きましょう。
皮目を上にすることで穴子の身が丸まりにくくなるのです。
身に焼き色が付いたら、裏返して皮目を火が通るまで焼きます。
皮目を6割、身を4割を目安に焼くことで、皮はパリッと、身はふっくらと仕上げることができます。
味付けには大人の方はわさび醤油や柚子胡椒をつけるのがおすすめ。
お子さまには甘めのタレを用意し、蒲焼きを作ってみるのも良いでしょう。
⇨「あなご一夜干」商品ページはこちら
バーベキューで干物を上手に焼くコツ
バーベキューグリル(網)で干物を焼く際によく起こることが、干物と網がくっついていしまいボロボロになることです。
“くっつき”を防ぐために抑えておきたいポイントは2つ。
- 網をよく熱し、温度を上げておく(予熱)
- 網に油や酢を塗ってから焼く(コーティング)
そもそもなぜ肉や魚が網とくっつきやすいかと言うと、動物性たんぱく質の性質にその原因があります。
肉や魚のたんぱく質はおよそ50℃以上に熱せられると、金属とくっつく「熱凝着(ねつぎょうちゃく)」という化学反応が起こるのです。
特に魚の皮目は身から剥がれやすくもなっているので、上手く焼かないと皮だけ網にこびりついてしまいます。
対策としては、あらかじめ網を強めに熱して高温状態にしておくこと。
そうすることでたんぱく質を瞬間的に変化させ熱凝着が起こることを可能な限り防ぐのです。
ただし冷凍干物の場合、どうしても網の温度を一時的に下げてしまうので、予熱だけではくっつくことを防ぎきれないかもしれません。
そのために事前に網にオリーブオイルなどの油を塗っておくことも有効です。
油によるコーティングのおかげで金属部分と動物性たんぱく質が直接触れることを防ぎ、くっつきづらくなります。
また油の代わりに酢を薄く塗ることも有効です。
酢には動物性たんぱく質を変性させる(固くする)効果があり、これが結果的に熱凝着を防ぎます。
以上の2つのポイント(予熱とコーティング)を抑えておけば上手に干物を焼けることが多いですが、どうしても上手くいかない場合は市販されている魚焼き用のアルミホイルなどを利用するのもひとつの手です。
網焼きに比べると、炭火の風味などは落ちますが、焼けたあとはそのままお皿に移すことができ後片付けも楽などメリットも多いです。
BBQで簡単調理!のどぐろ一夜干を使ったアレンジレシピ
バーベキューでは食材を単にグリルの上にのせて焼く以外にも、ひと工夫加えることで「おっ!」と驚いてもらえるような料理を作ることもできます。
最後にバーベキューでも楽しめる当店スタッフ考案の「のどぐろ一夜干」を使用したアレンジレシピをご紹介します。
アヒージョ
干物とアヒージョ?と思われるかもしれませんが、脂ののりが抜群なのどぐろ一夜干はアヒージョにとても良く合う食材です。
バーベキューで調理する場合は小さめのフライパンやスキレットがあると便利です。
また100円ショップで売られているアルミ製の深皿や大きめの缶詰の空き缶でも代用できます。
具材にはバーベキュー同様お好みのものを入れると良いですが、にんにくや鷹の爪、トマト、きのこ類があると本格的なアヒージョに近くなり見た目も華やかになります。
↓詳しい作り方はこちらの記事をご覧ください。
香草ホイル焼き
こちらはバーベキューで定番の調理法、ホイル焼きのアレンジレシピです。
クッキングシートで包んでも良いですが、バーベキューの際にはより耐熱性のあるアルミホイルを使用するのがベター。
旬の野菜やきのこと一緒にのどぐろ一夜干をまるまる1尾入れグリルの上に置いておくだけの簡単調理で箸が止まらない絶品料理の完成です。
肉・魚料理で使われることも多い香草「タイム」を添えることで、どうしても脂っぽくなりがちなバーベキューでも爽やかな香りを楽しむことができます。
↓詳しい作り方はこちらの記事をご覧ください。
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